Orange_3400’s diary

鉄道関係を中心に発信していきます

寒波直撃 冬の18きっぷ山形新潟旅

2021年 冬

 

18きっぷ二枚目のこの冬は雪を求めて東北へ赴く事にした。

上野6時8分の東北本線で東北を目指す。

東大宮を超えるあたりから田園風景が出現。ということで小金井に到着。

小金井からは始発の東北本線黒磯行に乗車。

今期で引退が決定していた205系

トイレに行ったっきり発車しても返ってこない友人を心配しつつやわらかい椅子に身を任せる。

矢板あたりから雪が増えはじめ、晴天で会った空も薄くもやがかかる

1時間ほどして黒磯到着。E531に乗り換え新白河

E531の運用範囲広すぎやしませんかね

新白河で乗り換える。より一旦雪が薄くなり郡山では陽が暖かく感じるように。

そんなこんなで福島へ到着。マックで200円のハンバーガーを購入。奥羽本線が動いていないので新幹線ホームへ。

腹を壊してトイレに行っていたところ同行者もこわしていたそうで、待合室に着いたとたんトイレの方へ

新幹線が雪を巻きあげながら轟音を置いて走り去っていく圧巻の風景を眺める。死を感じる。

E5系

赤い新幹線もかっこいい



通過後 なんも見えない

だんだんと雪深くなる風景を眺めるうちに米沢に到着。板谷峠の銀世界は自然に負けない鉄道のありがたさを感じさせられました。山形新幹線はまだ車内販売有るんですね。

雪化粧(?)を施した719系

意味が分からないぐらい熱い床下暖房、うるさいモーター、盆地に広がるブドウ畑、何度ふいても曇るガラス。ここが雪国の路線だとひしひしと感じる。

数年前に法事で山形に来たことを思い出して少し悲しくなる。

そんなこんなで山形に到着。地元の高校生に紛れて新庄行きの701系に乗車。硬すぎないが疲れる椅子に座りさらに雪深くなる車窓に目をやる。駅名の書いてある看板が埋まるほど雪深い所に差し掛かる。冬至から数日しか経っていないことに加え盆地なので日が沈むのが早い。

新庄到着。数分遅れていたのでいそいで陸羽西線に乗り換える。乗った瞬間転びかけるもセーフ。焦りは禁物ですね。

関東から電車で出た経験の少ない私はここで初めて接続を取るということを知りました。ということで陸羽東線の到着を待って発車。あたりはすっかり暗くなり見えるはずの最上川も見る事が出来ずあっという間に余目に到着。昼にリベンジしたい。

陸羽西線のキハ110

余目では横から叩きつける感じの雪でこの旅で一番寒いと感じた。今までは何ともなかった手も赤くなりかじかむ。列車の到着が待ち遠しい

羽越本線のGV‐E400

暗闇の中で首都圏の車両とさほど変わらない椅子に揺られ続ける。

途中強風で一時停車。気動車と言う名前からして明らかに重そうな車両が船のように風にあおられて横に揺れる。止まっているのにも関わらず揺れ軽く酔うも10分ほどで発車。このタイミングで知ったのだが酒田行きのいなほが100分ぐらい遅れているようだ。

村上に到着。17分の停車時間で食料調達を済ませる。

村上停車中

酔っ払い4人組が乗車。こちらの方まで酒の匂いが漂ってくる。

新発田でまた客が減る。

そんなこんなで新津に到着。かれこれ余目から3時間半ほど同じ列車でした。さすがに疲れた。

自動(手動)ドア @新津

ここからはE653系で運転される快速信越に乗車

伯方の塩

E653は初めての乗車。結構窮屈な印象。闇の中を530円の追加料金だけで爆走するのは気分がいい。この快速も今回のダイヤ改正でなくなるそうで。乗れてよかった。

そんな感じで長岡に到着。雪に足を突っ込むと言う事はなかったですがスプリンクラーに靴をやられました。

セブンイレブンで買ったきつねうどんを食べて初日は終了。

 

【2日目】

部屋から見える山

1本目は信越本線で柏崎まで。とくになし。

2本目は越後線。ここで115系の登場。2日目のメインディッシュです。

キムワイプ

国鉄の匂いがむんむんするところが好きだ。国鉄の時代にはまだ生まれていませんでしたが。

窓を開けたかったがさすがに真冬なので断念。

なんだか冷たいと思って窓を見るとすきまから氷の粒がぶつかってくるのが確認できた。さすがにぼろが出ているようだ。

あまりの心地よさにうたた寝をしつつ吉田に到着。吉田からは田んぼから住宅街といった景色。都会と言う感じがする。ということで新潟駅到着。

新潟ではTwitterのフォロワーの方に教えて頂いたとんかつ政ちゃんへ。

生まれて初めてタレカツを食べたが一口目で感動した。口の中に広がる甘いたれの香りとサクサクとした衣の調和がごはんを誘う。ぜひ一度食べてみて欲しい。

昼食後長岡に戻る。ながい。

長岡からは新幹線に乗車。無料で乗れると先ほどのフォロワーの方に教えて頂いたので利用することに。

ホームが鳩のフンですごかった。

雪に埋もれる在来線の線路をスプリンクラー越しの窓から見る。暖かい車内から見る雪景色は最高。板谷峠に加え清水峠も新幹線で突破。優雅な時間も無情にも早く過ぎていく。車内チャイムが終わりをつげ鈍行の現実へと戻される。

高崎では同行者と別れ高崎駅周辺を散策。

特に何もなく駅へ戻り吾妻線大前行きに乗車。

レアっぽい

中之条で人が減るり万座・鹿沢口で高校生が2人降り、終点大前に着くころには私と残り1人に。

いよいよ乗客は私1人に

駅ノートが冷えていた。気温を見ると-7℃らしい。突き刺すような寒さに耐えきれず直ぐに車内へ。

長野原草津口で数人乗ってくる。暗闇で往復は精神的にもきつい。これは乗ったと言えないのではないだろうか。ということでいつかリベンジ。

高崎からはボックスに揺られて帰宅。そんなこんなで2021年冬の旅は終了しました。

後で聞いた話ですが今季一番の大雪だたそうで。東北出身の同行者が黒磯で雪をみてテンションが上がっていたのは珍しかったからだそうです。

1年以上後になって振り返ってみてもなかなか内容の濃い二日間でした。